用語編 と - 笑辞苑

用語編 と

東京ヴォードヴィルショー

1973年、誰にでもわかる軽演劇(ヴォードヴィル)を目指して、佐藤B作が設立した劇団。山口良一、あめくみちこなどを輩出。若手の育成に熱心で半ば養成所のようになっている。極楽とんぼは研究生だったが、月謝を滞納して逃げ出した。

 

東京演芸協会

1962年に設立された協会。会員相互の親睦、地位向上、新人育成を図ることが目的。隔月毎に浅草演芸ホール、年1回、国立演芸場にて自主公演を行っている。会長は牧伸二。

 

とちる

舞台、仕事をすっぽかす、もしくは遅刻すること。あまり続けると干されたり、首になったりしてしまう。昔、栃の実を粉にし、打って延ばしてソバのようにした「栃麺」というものがあり、それに使う棒を栃麺棒といった。トチは冷えると固まりやすいので、手早く延ばさないとうまく延びないので、急いで栃麺棒を動かす様子から、慌てたり、うろたえたりすることを「栃麺棒を振る」というようになった。その言葉が幕末から明治にかけてのころ、「とちめく」という動詞に変化して、それを略して「トチる」になったという説が有力。類義語:ダマヌキ

 

どつき漫才

暴力的なツッコミを売りにした漫才。庄司敏江・玲児などが代表的。宮川大助・花子やトミーズもどつき漫才をやっていた。

 

とっぱらい

当日払い。ギャラが仕事をした当日に貰える。貧乏芸人には非常にありがたいお言葉。事務所に内緒の仕事が多い。

 

とり

寄席で最後に出演するもの。真打。そこから派生してライブや劇場で最後にネタをやる芸人のことをさす。呼物となる芸人や大物をとりに持ってくる。

 

トリオ

三人組のこと。シティボーイズやレツゴー三匹、ネプチューンなど。チャンバラトリオは「トリオ」となっているが、4人組。

 

用語編 た行